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2017年度第3回中部支部BLC報告

Category*イベントレポート

June 21 2017

 2017年6月3日に金沢大学で第3回中部支部BLCを行いました。
中部支部のBLCは過去2回名古屋(試行回含めると3回)で行いましたが、今年度は過去に参加が難しかった中部支部会員が参加できるように開催場所を金沢としました。参加者は23名で今回のBLC参加をきっかけに4名の心臓血管外科学会への新規入会がありました。
 午前中は座学セッション、昼食時にBasic skillとしてのNeedle workトレーニングと2017年2月に行われた心臓血管外科学会のU-40特別企画一部の上映、午後に実技セッションを行いました。実技セッションは心臓血管外科専門医取得の際に必要なoff the job trainingの4単位として認められます。
 座学セッションでは今年度の中部支部では「脳脊髄保護」を取りあげました。まず慶応義塾大学心臓血管外科の志水 秀行先生にレクチャーを行っていただいた後、shaggy aortaの下行大動脈瘤症例の外科治療についてグループディスカッションを行いました。志水先生のレクチャースライドの一部は後日ホームページに掲載予定です。
 昼食時にはU-40が昨年より行なっている基本技術のトレーニング方法と定量評価の取り組みの一環として,昨年の「Slip knot」に続き,今年は「Needle work」を取り上げました。これは今年度U-40 BLC全支部通じて行われるもので金魚すくいの際に用い得るポイを用いて運針の練習を行ってもらいました。参加者からの反応は好評でポイを持って帰る先生も多くいました。Needle workでは実技評価を行いこの結果を定量的に評価し、評価結果は2018年2月に行われる心臓血管外科学会総会のU-40セッションで報告する予定です。
 実技セッションでは弁膜症コース、血管吻合コース、先天性コースに分かれて実技トレーニングを行いました。希望者には追加で人工心肺カニュレーションシミュレータを用いてカニュレーションのトレーニングとBEATを用いた冠動脈バイパス術吻合を行いました。冠動脈バイパスに関しては講師陣により各支部上位3名が選ばれます。全支部の優秀者24名の吻合ビデオを世界手術教育フォーラムが評価し、上位者は来年夏に予定されているJSCVS U-40 ALC(Advanced Lecture Course)Surgical Skillへの参加資格が与えられる予定です。
 BLC後の懇親会にも多くの方に参加していただき交流も深まったと思います。地域での同年代の心臓血管外科医がどのようなことを考え,どのようなトレーニング状況にあるのか.企画後の懇親会でそのようなU-40の人的交流が深まることもBLCの一つの目的です.
 忙しい中参加していただいた参加者の皆様,講師の皆様や協賛企業の皆様など多くの協力の下で今回のBLCが成功したと考えています。ご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。

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